上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
誰かを信じる。
そんな事、知らなかった。
また見捨てられる。
私の『黒』を見れば、皆――。

「・・・おとーさん・・」
お父さんは、オウカっていう人のポケモンだった。
そしてお父さんから産まれたのは私。
「おとーさん、私、けー君に、可愛いって言われたよ」
「よかったな」
「けー君、私の『黒』を見ても大丈夫かな」
「そうだな。大丈夫かもな。」
にこり、お父さんは笑った。
「・・・うん!」

「・・けー君、こっち!こっちの道が近いよ!」
私は、けー君と森に来ていた。
「ほら、けー君!」
無邪気に微笑む私と、けー君。
幸せだった。
「・・・あ、もう夕暮れでてるね」
けー君が言った。
「・・そうだね、綺麗だね・・。・・・あ・・」
ゴォ・・。
私のリボンがネクタイへと変わる。
黒く・・染まる。
「・・どうしたのっ?!彩ちゃんっ」
「気安く呼ぶな、小僧」
「・・・え?・・」
「馬鹿がっ。糞がっ。私に気安く話しかけるなっ」
暴言が、けー君を襲う。
『黒』が、いきなり飛び出たんだ。
「・・・うわぁあぁああん、おかあさぁあぁあん」
まだ幼いけー君は、その暴言に耐え切れず、泣きながら赤く染まる街を走っていった。

「・・・けー君?」

また、見捨てられた。
翌朝、仲良く遊んでるはずの私達の姿は、なくなった。
「・・けー君・・・」
「・・・」
「・・・そっかぁ・・。」
けー君は、無言のまま私を避けるようにした。
「・・みんなみんな、『黒』が悪いんだ・・!」
夜、晩ご飯の時、父は私の愚痴を真剣に聞いてくれた。
「・・・そうか。」
「えぐっ・・ひ、く・・・。けー君の事、信じてたのに・・・。ぐすっ・・・」
「俺達を認めてくれる人は、もう居ないんだろうな・・。」
「どーして・・、クチートは・・・。」
「仕様がないんだ。もう・・。」
「ひぐ・・・。」
そして翌日、主人が出来た。
「かーわーいー!」
その人は私に抱きついた。
「わーい!オウカちゃん有難うーー♪」
「いいや、大事にしてねっ」
「むちゃ大事にする!」
私を苦しくなるぐらい強く抱きしめる。
でも・・。『黒』になれば・・・。
『黒』に相談して、トレーナーを試す事にした。
「・・・嫌い」
「えー?どーしたの、彩」
「お前なんか嫌いと言っているんだ。気安く触るな、話すなっ」
「・・・・・」
ほら、無言になった。
「・・・辛かった?」
そうすると、予想外の答えが返ってきた。
嘘・・。『黒』の言葉を受け止めるなんて・・・。
「・・・辛かった、ね。わかるよ。クチートにたまに居るんでしょ?二重人格」
「私・・・」
「大丈夫だよ・・・。」
「ひぐ・・。ずっと嫌われた!闇の正体がクチートじゃないかって疑われた事もあった!」
「そっか・・・」
「私達、何もしてない!二重人格クチートは、いつもいつも嫌われた!」
「『黒』のせいで・・?」
「うん・・。『黒』が、私を飲み込んだ。『黒』は私を支配した。
私は・・何も思ってない!なのに嫌な事をいっぱい言った!!」
「そう・・・か。」
「私、『黒』が一番好き。一番自分に近いから。でも、『黒』が一番嫌い!一番・・離れてる気がする」
「『白』と『黒』の境目は曖昧に見えたり、クッキリと見えたりするからねぇ・・」
「・・・ありがとう」
「?」
「受けとめてくれたの、君が初めて。・・・ありがとう」
「・・・いえいえっ」
その人は、ニコリと笑った。

・・・ありがとう・・・。

+あとがき+
はい、けー君はゲストの少年ですww(マテ

スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://hibi0920.blog63.fc2.com/tb.php/423-1530baea
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。